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第3回 オペレーター編

オペレーター

「シリーズ ITお仕事図鑑」第3回はオペレータ編です。

オペレータ(Operator)とは、一般的には何かを操作する人のことです。
Operatorを英和辞典で調べてみると「(機械・装置などの)操作係、運転者、技手、オペレーター、運転手」とあります。IT業界にもシステムオペレータという仕事があり、単にオペレータとも呼ばれています。

では、オペレータという人はどんな仕事をしているのでしょうか?

皆さんは、銀行のATM(自動預金預払機)からお金を引き出したことがありますか?
ATMは、銀行だけでなくコンビニエンスストアなどにも設置されていて、24時間いつでもお金を口座に入れたり、口座から引き出したりできるようになっています。
では、みなさんの口座の情報はどこにあるのでしょうか?
それは、各銀行のコンピュータが管理しています。ということは、各銀行のコンピュータは、24時間動き続けていることになります。しかし、コンピュータといえども機械です。故障したり、誤動作したりすることが考えられます。そこで、コンピュータが正しく動作し続けるように見張っている人がいます。
これを監視業務といい、オペレータと呼ばれる人の仕事の一つになっています。

オペレータのメインの仕事は、コンピュータに仕事をさせることです。
コンピュータは命令を出さないと動きません。そこで、コンピュータに仕事の命令を出し、計算などの仕事をさせ、帳票と呼ばれる書類を出力させるという仕事をオペレータの人々が行っています。

皆さんは、コンピュータというとパソコンをイメージすると思いますが、銀行で管理する口座などのデータは膨大で、パソコンよりもはるかに大きく処理能力の高い「ホストコンピュータ」という種類のコンピュータでデータを運用管理しています。
ホストコンピュータを動かすには、コマンド(命令)をキーボードから入力したり、仕事を指示するためのコンピュータ言語であるJCL(ジョブ制御言語)を使ったりします。
こうしたコンピュータの操作技術に加えて、システムをスムーズに運用するため、システム全体を把握する能力もオペレータに求められています。

近年、IT環境は複雑化、多様化、大規模化する傾向にあります。クラウド化などの仮想化技術の進展でサーバやネットワークに関する新しい知識も必要になってきています。

実際にシステムを動かしているオペレータは、どのようなシステムが優れているか、良いシステムとはどのようなものかを把握しやすい職業と言えます。プログラマやシステムエンジニアを目指そうと考えている方、良いシステムを作ろうと思うなら、まずはオペレータから始めてみるのもいいのではないでしょうか。


「YSeye10号」掲載