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第6回 Web系編

Web系

「シリーズ ITお仕事図鑑」第6回は「Web系」編です。

1995年にインターネットが爆発的に普及してから20年余りが経ちました。10代・20代の方々にとっては当たり前にあるインターネット。そのインターネットのサービスとして最も使われているのがWebです。
Webは、WWW(World Wide Web:世界中に広がった蜘蛛の巣)という言葉の最後の単語ですが、WWWは世界中のホームページ(Webページ)がお互いにリンクされている様子を表した言葉です。つまりWebとは、Webページを送受信する技術ということです。

では、Web系の仕事とは何でしょうか。

Web系とは、Webサイト(Webページ群)の制作にかかわる仕事のことを指します。Web系の職種としては、Webディレクタ、Webデザイナ、コーダ、Webプログラマなどがあります。

Webディレクタとは、Webサイトの制作・進行を管理する仕事です。Webサイトを作ってほしいという顧客の要望を聞き顧客と確認を取りながら、必要に応じてデザイナ、コーダ、プログラマなどを集めて仕事を割り振り、制作スケジュールを管理します。
Webデザイナは、顧客と話し合いをしながらどんなページデザインにするかを考える仕事です。
コーダは、HTML、CSS、JavaScriptなどのWebサイト制作に必要なコンピュータ言語を使って、デザイナが考えたWebサイトを実際に作る仕事です。
Webプログラマは、Java、PHPなどのコンピュータ言語を使ってコーダでは対応できないプログラムを作る仕事です。

このほかに、例えば商品画像を撮影するフォトグラファや、イラストを制作するイラストレータが参加する場合もありますが、多くの場合はディレクタやデザイナがこれらの仕事を行います。

このように、Webサイト制作の仕事はそれぞれ細分化されていますが、場合によっては一人で色々なことができなければなりません。例えば、Webディレクタは、どんなデザインなら作れるのか、どんな機能ならプログラムで実現できるのかを知らなければ顧客とやりとりすることができません。つまり、デザイナ、コーダ、プログラマとしての知識が必要になるということです。デザイナも同じように、コーダ、プログラマとしての知識がなければ実現可能なデザインができないということになります。ディレクタやデザイナが、デザインからプログラミングまですべてを担当するという場合もあります。

Webページは、インターネットを通じて世界中に発信されます。自分が携わったWebページを世界中の人々が見る。これは大変やりがいのある仕事だと思いませんか。


「YSeye13号」掲載